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今、文化財と言ってもよいほどの三国仏壇を修復中です。

今、文化財と言ってもよいほどの三国仏壇を修復中です
百年ほど前の仏壇で、木地は、総檜、戸びら・脇戸は欅、引き出しはなんと桐という
豪華さ、また、扉の中の蒔絵が素晴らしく、梨地の上に書かれています。
また、金具は、三国箪笥と同じ金具分厚く、100年以上たっているのでよく錆びています。
僕は、こんな蒔絵や木地の仏壇は見たことがありません。家は大きな網元の家であったらしく
仏さまも、平安時代初期の慈覚大師作(本当か疑いますが)と言われています。
昨秋に、三国壇を昔その儘に漆で修復したのが認められて、またさせてあたることになりました。
なにせ、総漆で手塗り、手間賃は一日一万円ですから安いのは間違いない。また、
伝統工芸師の職人さんも助けてくれますから、みんなの力を借りて、
吹き付けや余計なことはせず、とにかく昔の復刻に努め、総漆、手塗りで時間をかけてじっくりと
再現・仕上げていくのです。まあ、こんなやり方ではとても食ってはいけませんが。
年金や子供を養う金が要らなくなったからこんなことができるのですが。
お客さんは安心ですね。
W800Q75_扉蒔絵 (2)
W800Q75_屋根
W800Q75_扉蒔絵
W800Q75_扉蒔絵 (1)
W800Q75_蒔絵
W800Q75_扉蒔絵 (3)
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今日は彦根の職人さんまわりに行ってきました

やっと木地と彫り物の心配が解消しました。これで安心です
最近、お寺の仕事が少しずつ増えてきて、それも、身近な修理
彫り物の壊れたのとか剥げたのとか、京都や他の仏壇やでは高いので
どこかお金も安くて修理できるものはいないかと探しては、うちにやってくるのです。
だから、彫り物の心配とか木地の心配が増えてきましたので
昨年からつながりのできた木地屋さんと彫り物屋さんに行って
態勢を整えないともう駄目だと思い、彦根に行ってきました。
皆さん伝統工芸士ですが、とっても良い人なので、ありがたいことです。
あまり高いともう売れないので、とにかく売らなくてはいけないので、
高くならないようにお願いをしながら良い作品も作っていただきたいし、
その兼ね合いを何とかお願いしてこれからお願いすることになりました。
もう安心。また、一歩前進です。うれしくて、天気も良かったし、
帰りは120キロで飛ばして帰りました

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